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2014-06-16

渡航ワクチン接種記録

2014年6月、海外渡航ワクチン接種を始めることにしました。

中国で予防接種が推奨されるものは、

・A型肝炎

・B型肝炎

・狂犬病

・破傷風

・日本脳炎

短期での観光旅行なら特に必要ありませんが、私は渡中する回数も増え、訪れる場所も様々になってきたので、前から検討していました。
一度の滞在期間は短いけれども、「そうそうないでしょう」ということが我が身に起こってしまうのが、私。
別に占い師の言葉を信じたわけではない。昔から、「まゆこって…なんでそう、どんくさいの!?」なんて言われるけども、これってどんくさいのとは違うと思うけど…。
5年滞在して一度も犬に咬まれない人もいれば、トランジットで少し寄り道、入国したその一日で咬まれた犬が狂犬病犬、という人もありえる。
可能性とはそういうものだ。

私は大の注射嫌い。
しかし、花粉症治療の注射を初めてはや1年半が経過し、自信がついてきた。
この花粉症治療、最初は週2の皮下注射から始まり、徐々に間隔を開けていく。現在は月1で、仕事終わりに通院している。
3年~5年で終了するものと思われ、職場が入るビルに医院がなかったら、こんなに根気よく続けられなかっただろう。
何しろ、これが結構、痛い。初回は、貧血を起こして診察室で倒れてしまったほど。
それに比べれば2~3回で済むワクチン接種など訳はない。


それぞれどういったものかというと、

A型肝炎

ウイルスに汚染された水や生ものを食べることから感染。

感染後、2~6週間の潜伏期間を経て発症。
発熱、吐き気や嘔吐、倦怠感、黄疸が現れる、といった症状がある。

中国は衛生状態が良くない。
そして、そうした衛生的でない食べ物を口にする機会も多い。


B型肝炎

ウイルスに汚染された血液、体液、汚染された医療器具から感染。

90日~150日の潜伏期間ののち発症。
倦怠感、食欲不振、吐き気、腹痛、黄疸が現れるといった症状がある。

中国では病院であっても衛生面に問題がある。


破傷風

傷口から破傷風菌が体内に入ることから感染。
破傷風菌は、世界中の土の中に存在している。

感染して3日~3週間の潜伏期間を経て発症。
口が開きにくい、舌がもつれる、歩行障害といった症状の後、全身麻痺、痙攣、硬直などの重篤な症状に。
最悪の場合は、そうした激痛と苦しみの末、呼吸困難を起こして死亡してしまう。

子供の頃、映画「震える舌」を見た。
僅かな光や音にも反応し、舌を噛み苦しむ様は、今でも薄れない恐怖として残っている。この時、破傷風という言葉を知った。
原作の小説は読んだことがないが、作者は高校の大先輩である三木卓。
今度、読んでみよう。

破傷風の予防接種は、子供の頃しているはずだけれど、10年で失われてしまうらしい。


日本脳炎

蚊を媒体として豚から人に感染。
蚊が発生しやすい雨期の亜熱帯地域に発生が多くなる。

感染した人のうち、100~1000人に一人の割合で発症。
6~16日の潜伏期間ののち、高熱、頭痛、嘔吐といった症状が現れ、そののち意識障害、痙攣、異常行動、硬直といった重篤な症状に。

致死率は20%ほどだけれど、生存者の大半に神経障害が残ってしまうのだそう。


狂犬病

ウイルスを持っている哺乳動物に咬まれたり舐められたりすることで感染。

感染後、10日~数年の潜伏期間の後、発症。
発熱、嘔吐、幻覚、痙攣、麻痺、精神錯乱などの他、水や風を恐れるようになり、やがて昏睡し死亡する。
発症すれば100%死亡。

けれど、狂犬病犬に咬まれたあと、すぐに洗浄・消毒しワクチン接種をすれば、発症を抑えることができるらしい。

日本でお化けとして有名な「化け猫」は、狂犬病を発症した猫をそのように見たのだという話を読んだことがある。
今では、日本では狂犬病は消滅した。
けれど、中国ではいまだに狂犬病被害が多発している。それは、北京といった大都市も全く例外ではない。
野放しになった犬はそこら中にいるが、予防接種率は非常に低い。野犬も多い。

昨年、中国・江蘇省で、狂犬病犬に咬まれた息子の傷口から吸い出そうとした父親が、狂犬病を発症し死亡した、という報道が。
北京や、上海での発症の報道も読んだけれど、いずれも処置を一切せず放置していたという記事だった。

発症すれば確実に死亡する。
他人事とは思わずに、防げることは防いでおこう。


この渡航ワクチン、どこでもやっているのかと思えば全然そうではないらしい。

調べた結果、「静岡厚生病院」で接種することができるよう。
さっそく、外来予約を。











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2014-06-16

渡航ワクチン接種 外来一回目

2014年6月16日、いよいよ今日から、渡航ワクチンの接種を開始します。

16時に予約を入れていた為、会社を15時に早退し病院に向かう。
問診票の治療中の欄には、網膜剥離と花粉症、と記入。「お酒飲みますか」欄はない。

そうして小児科外来へ。

今日外来にいたのは、C先生。
とても明るくて気さくな先生です。丁寧にさまざまな説明をしてくれました。

だいたいいつもどれくらい中国に行くのか、場所などを伝える。
中国であればあらゆるところに行きます。「チベットは?」「当分ありません」
チベットは色々な意味でまだハードルが高いです。

「趣味でそんなに行くの?すごいね~」
ついつい、色々話したくなってしまう。

まず接種を希望しているものを伝えました。

・狂犬病
・破傷風
・A型肝炎

そうしましたら、他にもこういったものを勧めることができますよ、と教えてくれた。
やっぱり、自分で調べるのと、先生に話を聞くのとでは全然違います。
費用もかなりかかってくるし、それも含めて考えてください、とのこと。健康保険適用外です。


B型肝炎。
「そもそも中国で医療機関にかかることは極力避けたいので、これは省いていました」
「中国の病院ってそんなにすごいの?」
「直接かかったことはないけど、見るからにちょっと怖いです。医療問題もたくさんあります」
お医者さんでも、使用している薬が「本物」なのか100%の確信がないまま使ってるとか。
そしたら先生、
「実はこの前、中国人のひとから、同じような話を聞いたばかりですよ」


破傷風に関しては、幼児期に三種混合を接種していることを前提として、二種混合を勧められました。(三種混合だったかも…)
「単体で接種するのに比べ、効果は落ちませんか?」
確かに、単体よりは実質的な接種量は落ちるのだとか。けれど、それでも十分な量とのこと。ましてや、おそらく私は幼い頃に、一度接種しているのでなお。


腸チフス。
A型肝炎を予防するのと同じような意味において、やっておいても良いとのこと。


また、おたふくかぜ・水疱瘡・麻疹風疹。
これも、幼い頃に接種しているはずですが、もう切れているはず。
抗体検査をしてから接種するか決めることにしました。


そういうわけで、接種することに決めたのは、

・狂犬病
・A型肝炎
・B型肝炎
・破傷風
・日本脳炎
・腸チフス

抗体検査次第で、
・おたふくかぜ
・水疱瘡
・麻疹風疹

ということになりました。結局一通り、すごいですね。

「注射すごく苦手なので、それを考慮してスケジュールお願いできますか?」
先生、いろいろ考えてくれた。

ワクチンスケジュール

狂犬病は、初回から4週間までに3回、それから3年後の計4回。
A型肝炎は初回から半年~1年後の計2回。
B型肝炎は初回から4週間後までに2回、半年から1年後に1回の計3回。
破傷風は、1回。
日本脳炎も1回。
腸チフスは初回から3年ごと。
…ばらしてスケジュールをたててくれました。

また、今回、狂犬病・A型肝炎・腸チフスに関して、輸入ワクチンを使います。
それに関する説明を聞き署名。
国内供給不足や、厚生労働省の不認可、などの理由、国内メーカーと違い保障に違いが出てくるなど…。


初日の今日は、
・狂犬病
・B型肝炎
・日本脳炎
の三種を接種します。

箱のまま一つひとつ、見せながら開封してくれるので、安心です。
「花粉症に比べて全然痛くない!」
注射するごとに私が言うので、C先生、
「花粉症の、よっぽど痛いんだね…」


「静岡ではこちらの病院以外では渡航ワクチンは扱っていないのですか?」
「あと、浜松にもあるけど、そうだねー」

基本的な予防接種はどこの病院でもだいたい扱っているけれど、狂犬病など、輸入しなければならないワクチンなどは、なかなか大変なのだそう。
以前、留学する患者さんがいて、それでまず勉強したり輸入するにあたって投資したりなどの苦労があり、こうした窓口が設けられるようになったのだとか。
そうしたら、思いがけず引き合いが多く、県外からも希望者が来るのだそう。
「私もおかげでこうして受けることができて、大変助かります」
心からそう思いました。


こうして、無事、三種接種しました。
しばらく体調に変化がないか時間をおきます。
そのうちに、抗体検査のための採血に。針ばっかだよ…。

そして次回外来の予約をとり、会計へ。

「33,680円です」

予想よりかかりました。まだ先は長い。頑張らなきゃ。

ワクチン自体の内訳は、
・狂犬病(輸入) 13,312円
・B型肝炎 6,002円
・日本脳炎 7,240円

それにしても、今年は医療費がすごいことになっています。








2014-06-16

渡航ワクチン接種 外来二回目

2014年6月21日、ふたたび渡航ワクチンを受けるべく病院へ。

前回から5日目。
「本当は一週間後なのを5日でやるということを、承知しておいてくださいね」
会社の休みをこれ以上取りづらかったので、無理に土曜日に予約をお願いしました。

8時半、小児科は小さなお子さん連れの親御さんで混み合っている。
壁には色紙を切り抜いた飾りが賑やかで、ぬいぐるみなんかも。
診察室からは、子供の凄まじい泣き声が漏れ聞こえてくる。
小児科の向かいは眼科、こちらは本日は休診で閑散としている。

「問診票を記入してお待ちください」
また、同じの書くんだ…!こうなると毎回書くことになると思われる。
体温も計り記入。36.0度。

ふたたびC先生です。
土曜日の外来は1週と3週で、先生は交互に担当すると書いてあったけれど、二人ともいらっしゃるようです。
お医者さんて、たいへん…。

軽く診察をして、前回の抗体検査の結果を説明してくれました。

抗体検査

これは、検査結果の英語版。
海外に提出する必要がある場合に使える。

おたふく風邪、はしか、風疹、水ぼうそう、全て「陽性」でした。
「おたふく風邪はちょっと4.7だと心もとないですが、問題ないでしょう」
「?陽性ってどういうことになりますか?」
つまり抗体が残っているので、今回接種の必要はないということでした。


C先生のデスクの頭上には大きな世界地図。
その上にいくつもの星マークが、書き込まれている。
患者さんが渡航した国に、書き込んでいっているそう。先生の人柄が表れていますね。

「中国の患者さんはいましたか?」

地図を見上げ探しなから聞いてみた。
「えーと、北京と上海と…あと広州かな。グアンチョウ…だよね?」

「***さんは、今度はどこに行くの?」
来月は、どこに行ってどこを訪れる、なんて話を伝える。
「すごいねー、本当に観光なの?仕事じゃなくて?」
さすがお医者さんで、私が地名を言っただけで「あれがあるねー」なんて具体的な切り返しが返ってきた。
「それはどういう理由でそういうところに行くの?」
「…歴史とかの興味もありますけど、色んな場所に行くことで勉強になるんです」

C先生、学会のついでに北京観光をしたことがあるということで、それを聞きついつい話しかけてしまう。
カルテなどをチェックしながら、ワクチンの準備。
こういう時は話しかけちゃダメだよね…と我慢する。
患者さんで混み合ってるのに、私の話に付き合ってくれて、ありがとうございました。


本日接種するのは、
・狂犬病(二回目)
・A型肝炎
・破傷風
この三種です。

緊張する瞬間です。
…!この前より少し痛い。花粉症ほどは痛くないけれど。
この前は注射が苦手ということで、もしかして慎重にやってくれたのかな。
そして最後、A型肝炎。(痛い~!)
注射する中身によって、痛みって違ってくるんですね。
ちなみに花粉症の注射は、打ったその瞬間からその箇所がかなり痺れます。

こうして次回外来の確認をし、会計へ。

「30,930円です」

ワクチン自体の内訳は、
・狂犬病(輸入) 13,312円
・破傷風 810円
・A型肝炎(輸入) 13,766円


会計をしてカウンターの上、ふと目に留まったのは、ドナーカード。

高校生の時、黄色いカードに記入して持っていましたが、数年前、心無い言葉をかけられたことがあり、その際に棄ててしまいました。
ドナーカードには、提供したい臓器、したくない臓器を意思表示できる。
心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸…そして、なんと眼球もあるんですね…!
角膜移植とかするくらいだから、別に驚くことではないのかもしれないけれど。
高校生の時は、(私の内臓なんてボロボロで使い物にならないかも知れないけど、全部〇しとこう!)
と〇していき、でもなぜか眼球だけは怖い気持ちがあり、外してしまった。
隣の席の男子も、同じことを言っていたのを覚えている。
ドナーカードを持っているようなタイプに見えなかったので見直した思いで、よく覚えている。

それにしても、このドナーカードの柄。驚くべきことに“ジュビロ”なのだ。
なんで?ここ静岡はアンチジュビロの地。
よりによって、ありえない…と持って帰って開けてみたら。

ドナーカード

ちゃんと二枚入っていました。
どちらかお好きな方を選び、嫌いな方は破棄してください~というところでしょうか。
でも、ジュビロ柄が前に出ていたら、静岡人はこのドナーカード絶対に選ぶことはないでしょう。
エスパルスを前に出さないとダメです。

私の免許証にはまだ臓器提供意思表示の欄がない。
久しぶりに記入して携帯してみよう。
眼球は…レーシックしたし、網膜剥離したし、今回もやっぱり×になってしまいます。
そう考えると、移植できる臓器の供給状況というのは、とても厳しいものがあるのだろうな、と想像した。


夜は町内のお祭。
姪っ子と甥っ子と一緒に。

お祭

お祭大好き♪ビール飲みたいよ~。
小規模な打ち上げ花火を見上げながら、思った。
見えるってやっぱり嬉しいことだな。











2014-06-16

渡航ワクチン接種 外来三回目

2014年7月5日、前回から2週間開けまして三回目のワクチン接種になります。

8時半、雨のせいか小児科外来は比較的空いている。
問診票に記入。先生にお任せで今回どの種類を接種するのかわからなくなってしまう。


本日接種するのは、
・狂犬病(三回目)
・B型肝炎(二回目)
・腸チフス
この三種になります。

接種する種類に〇をし、「接種を希望します」に署名。

診察の前にこれを渡してくれました。

接種記録1

予防接種の記録、です。
本日までのワクチン接種記録が英名とともに記載されています。いつ、何を、誰が接種したのか、という内容で、輸入ワクチンにはimportedと、国産のものにはLOTシールが貼られている。
一応、予定していた、狂犬病・A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・腸チフス、一通りやったことになります。


C先生、中国に興味はないだろうに、私に合わせて中国話を振ってくれる。

「北京に行った時には、北京オリンピックのマスコットをみんなに買ってきたよ」
看護士さんたちを指してそういいます。
先生が北京を訪れたとき、オリンピックからはもうだいぶ経っていたけれど、鳥の巣スタジアム周辺ではたくさん売られていたそう。
私も、北京首都空港で未だオリンピックを大々的に主張した展示(?)には苦笑する思い。上海でもまるで普通にあの水色の万博マスコットをまだ見かけます。

「あの時は船の衝突事件があったりして渡航が心配されたけど、行ってみると案外なんでもないよね」
そうなんですよね。
確かに抗日デモなんかでも、私自身が宿泊したホテルが、襲撃されたり日本人探しが行われたりした報道を目にしたとき、被害は紙一重かもしれないなーなんて思ったけれども、実際そうそうあることではない。
中国では道端で「主張」をしている人を見かけることがある。その中には抗日の内容もあるけれども、私は避けずにまじまじと観察しに行く。でも、相手は特に気に留めないもの。
「北京に行ったくらいで中国のことわかったようには言えないけどねー」とC先生。
いえいえ、そんなことないです。「やっぱり中国と言ったら北京は顔だと思います」

ここが居酒屋だったら話は尽きないのだけど、仕事で話してくれている先生に付き合わせてしまうようで悪い気がし、黙る私。
中国の話ができる相手が私には少ない。
親友と飲む時にはいつも酔ってぐだぐだになると、どこに行きたいだの、どうして一人旅に行くのかだの、そうした話をしてしまう。いつもいつも同じような話によく付き合ってくれるものだと思う。親友の大学の時の専攻は英文学だし、「中国、英語が通じないなんてありえない!」とよく言っていた。中国にはまるで興味がないのに、帰国して見せる分厚い写真の束を見て話を聞いてくれる。これはありがたいことだ。
ともかくも、C先生の気遣いは嬉しかったということです。

「今までの渡航ワクチンの患者さんで多かったのはどの国ですか?」
仕事で東南アジアへ行く人は多いそうで、先生も驚いたそう。
世界地図を見上げると、東南アジアはやはり星マークが多い。けれど、地図にはまんべんなく星マークが散らばっている。
「アフリカ大陸も結構いるんですねー!」
最近また報道されている、エボラ出血熱の流行を思った。エボラのワクチンができたら、素晴らしいことなのに。
アフリカは外務省の海外赴任や単に旅行の人が多いのだという。
東南アジアは企業の駐在、アメリカ方面は留学、といった具合なのだそう。


軽く診察をして、三種、注射します。

「この前A型肝炎、痛かったんですよー」
そう言うと、「量が多かったからねー、今日はみんな0.5mlだから大丈夫だよ」とのこと。
そうか、量の問題だったのか…
腕は左右にばらして注射。

これで今月の中国行きには、一通り間に合ったことになります。
今月の行先は特に危ない場所ではないし日数も短いので、私としては長い目でワクチン接種を決めたのですが、それでもこれですぐに咬まれても安心です。

万が一、中国で犬に咬まれた場合の対処を聞いてみました。

「早急に暴露後のワクチン接種を受けること」

事前にワクチン接種してても、まだ必要なんだ!
まず、すぐに一回接種し、それから三日後、と時間をおいて接種していくそう。
私はこのように予防接種をしているから、暴露後接種は三回で済むけれど、それがなければもっとたくさん接種が必要になってくるそう。
帰国がすぐであれば、そのあと来院でも構わないけれど、その際は検疫にかならず申し出ること。
本日もらった「予防接種の記録」を見せれば、予防接種を受けた証になるので良いということで、大事にとっておかないと。
ただ、発症したら終わりなので、早めにとのことです。
「確率的にはそうそうある話ではないけど、そうしたら国内でも発症者が出て、日本での認識が変わったんですよ」と先生。

「それから、犬の咬み傷はきれいでないことが多いので、狂犬病以外の点でも気を付けなければいけません」
だから、破傷風の予防も合わせて必要になってくるんですね。
咬み傷には程度を表すランク分けがあるそうで、素人にはそこまでわからないけれど、それでも傷口はちゃんと確認しましょう、と。そして、ちゃんと消毒をする。


私が渡中している日程、先生は学会でこのこと(渡航ワクチン)を勉強してきますよーとの話。

お医者さんはなんでも知っていて、わかっていて、完璧、当たり前のように。そんな風に思われがちだ。けれども、最新医療の裏には、このような絶え間ない勉強や研究や努力、苦労といった礎があるんですよね。
そのおかげで、私たちは安心して、困った時に病院に行くことができる。
医者はサービス業ではない。医学は、完成されたものではなく、自然科学の領域に人間がどこまで踏み込んでいけるかの限界の更新だと思う。治って当たり前とか、なんでもきれいになるとか、そうした考えは持つべきでないと思う。

そんなことを考えたら、実は8月にも海を渡るんですとか、秋口にも空を飛んでいきますとか、なんだか言えなくなってしまった。
とりあえず今月のことしか伝えていないけれど、「独身なのをいいことに、お金みんな旅費ですよー」と弁護になってない自己弁護。
キレイな看護士さん、「何、言ってるんですか~」と笑顔。
こんな私ですが、ちゃんと自分に意味や価値のあるものの対価として出費しているし時間も割いている。けれど、それができるということが、既にすごく恵まれた環境ですよね。

こうして会計へ。

「28,730円です」

内訳は、
・狂犬病(輸入)   13,312円
・B型肝炎       6,002円
・腸チフス(輸入)   9,424円

次回は初回から半年後、ということで、12月半ばに来院します。

病院の廊下を進んでいたら、小さな売店があった。
そういえば、小さかった頃、病院がんばったご褒美が「コーヒー牛乳」だったなぁ、と思い出した。紙パックの、昔はよくあったあれ。
かかりつけの外科、何度かお世話になった。縫ったり切ったり。
病院は暗くて怖くて、メスが冷たくて泣き叫んだ記憶。あまりにも幼い頃の話で、そんな恐怖を母親の「コーヒー牛乳買ってあげるからね」で頑張った自分は健気だ。
思い出せば、乳幼児の予防接種のがんばったご褒美はキティちゃんのシリーズもののおもちゃだった。シリーズで揃えたかったから頑張った。
親のお仕事に付き合ったご褒美は、紙パックのオレンジジュース、幼稚園の習い事がんばったご褒美は自動販売機のピーチネクターだった。
それぞれ何故か決まっていたのがおもしろい。
懐かしくなって、売店で紙パックのコーヒー牛乳を買ってみた。
「カフェオレ」って書いてある。違うんだよ、コーヒー牛乳なんだよ、と思った。

七夕

外は雨、あさっては七夕。



















2014-06-16

渡航ワクチン接種 外来四回目

2015年1月21日、前回から約半年あけまして四回目のワクチン接種になります。

実は12月にこの四回目の予約を入れていたのですが、車で病院に向かう途中、あと少しというところで激しく体調を崩し…運転どころか停車もままならなくなり…駐車場のおじさんに助けてもらったのだった。
這いつくばるように小児科へ向かうも断念し、日を改めることに。

水曜日の今日、会社を早退し受付ぎりぎりの16時に予約。
ところが昨日、病院から着信があり退社後かけ直してみると、C先生。
「もう一人、遅い時間でないとダメだという人がいるので一緒に17時半からどうですか?」
以前、会社を早退して来院したことを覚えていて、気遣ってくれたのでした。
大きな病院でこうした対応は、珍しいかもしれません。
私の個人的なイメージは、病院は少なからず事務的。とても助かりました。

12月より改めての本日、接種するのは、
・A型肝炎(二回目)
・B型肝炎(三回目)
この二種になります。

17時半、もう小児科の窓口は閉まっているので、時間外窓口へ。
子供っぽいけど、夜の病院とか学校とか、少しわくわくする。
予約の旨を伝え、ここでいつもの問診票を。体調は、「良い」へ丸を。
病院はもう閉まっている。先生、早く帰りたいだろうな~。
ところが、体温計がなかなか鳴らない。見ると35.5℃。いくらなんでもこんなに低くはないよね…。
窓口にいたお医者さんに、
「体温計って鳴りますよね?」
「そういえば時間かかりすぎてますねー」なんて話をしながら、18時近くになってしまった。

今日はいつもの小児科ではなく、救急処置室。世界地図はない。
「色々と行って来ましたか~?」
C先生、そう話しかけてくれるも少し忙しそう。
それでも説明に抜かりはない。
A型肝炎はだいたいこれで大丈夫だそうで、15年くらいは持つとのこと。(確か)
ですがB型肝炎は個人差があるようです。
そのため、絶対、というには四週間後にもう一度検査をすることができ、それでもう一度接種するかどうか判断ができるそう。
もちろんそれは個人の判断で、ここでやめることもできる。私の場合は長期滞在ではなくて、あくまで短期旅行なので、これで十分といえば十分なのかも知れないのですが、せっかくなので完璧にしておこうかな~と考えながら。
ちなみに、渡航ワクチンを検討するきっかけだった狂犬病のワクチン接種は前回で完了しました。

右、左に分けて二種、注射して看護士さん。
「痛いって聞こえたよ~」
花粉症治療も二年を迎え、二の腕の注射はだいぶ慣れてきましたが、やっぱり痛みはある。痛かったのは多分A型肝炎の方だ。

以前にいただいたワクチン接種の証明となる用紙を持ってきていなかった為、次回来院時に追加の記載をお願いすることに。
接種したことで効果は得られるけども、それを証明することや自分で覚えておくことも同様に大事。


先日、知人に渡航ワクチンの話をしたら「それ何??」という感じだった。
狂犬病についても、聞いたことはあるけど?という感じで、「発症したら100%死んじゃうんだよー」と話したらとても驚いていた。
日本では狂犬病は失われて久しく、認知度も低くなっているのかも知れない。
日本にいる分にはまったく問題がないし、リゾート地とかヨーロッパとか、そういう海外旅行しかしないのであればこれもまた問題はないと思う。
私の場合は中国だから、心配になったのだ。
海外赴任や留学の場合はきちんと手続きの流れで渡航ワクチンを知るのかも知れないけれど、個人旅行の場合は自分で動かなければならない。
空港のイミグレーション付近には、感染症を注意するスペースがあったりするけれども、わざわざそれを覗きに行くような人はいない。安全で安心な日本という島国に暮らしていると、つい同じような感覚を持ったまま海外に行ってしまうこともある。
知らないで犬に咬まれてまだ知らないでいるようなことがあれば、とても怖いことだな、と思った。

本当は私のような短期旅行でこれだけワクチンにお金をかけるのは、少し心配に過ぎるのかも知れません。
いくら犬がわんさかいる中国でも、余計なことでもしない限りはそうそう咬まれることなんてない。
けど、そこで咬まれてしまうというのが、悲しいかな私という人間なのです。
とにかく、どんくさい。
思えば、網膜剥離はそう診断されてからその病気について知ったのだった。
それは私の無知で、けっこう有名な病気だったんですね。
狂犬病については、咬まれてからその病気を知る、なんてことがないようにしたい。
予防することが必要か必要でないかは別として、そういうものがある、ということぐらいは知っておきたいものです。

会計は、時間外受付で。

「19,760円です」

内訳は、
・A型肝炎(輸入)   13,766円
・B型肝炎        6,002円

次回は一カ月後に来院する予定。
そしてその前に中国へ再び。



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プロフィール

まゆ

Author:まゆ
中国が大好き。お酒も大好き。
中国へ行く度に、スケールの大きさに圧倒されます。各地を旅行し街歩きし、体感したことを綴っていきます。

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