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2014-05-19

洛陽旅行一日目

2014年5月2日、念願の洛陽旅行へと出発しました。4泊5日、一人旅です。
ここのところ、毎年GWに〝念願”が恒例となりつつあり、嬉しい限りです。

成田空港から全日空で北京入りしたのは13時半。日系のフライトではワインが飲めるのが嬉しい。ワインにビールに、少し酩酊したところで到着。
しかし、ここからが勝負。
洛陽行の中国国内線は非常に少ない。その為、北京から鉄道で洛陽入りすることに。ところが、乗換えに必要な時間がギリギリなのです。
16時「北京西站」発の動車、駅には遅くとも15時半には着いていたい。
中国の列車事情は日本とはまるで違う。セキュリティーチェックもあるし、何しろ大都市の駅は相当広いし、混雑しているし、そんなこんなで時間ギリギリでは乗車できない。

14時過ぎ、荷物を受け取り大急ぎでエアポートエクスプレスに乗車。
横目にたくさんのエアポートバス、その中に「北京西站」行きも。けれど、バスでは間違いなく間に合わない。
(早く着いて~!)
エアポートエクスプレス、終点の「東直門站」で地下鉄に乗り換える予定でしたが、ふと不安になる。
そこで思い付きでひとつ手前の「三元橋站」で乗り換えることに。
「三元橋站」から、地下鉄10号線に乗り換え。
11個先の「海掟黄荘站」でまた地下鉄4号線に乗り換え。
そこから3個先の「国家図書館站」で地下鉄9号線に乗り換え。
「国家図書館站」から4個目「北京西站」で下車です。…で、ここどこ!?鉄道の入り口、パスポートを見せ、セキュリティーチェックを受ける、その入り口がわからない。とにかく広いですから。
この時点で15時45分、これはかなりまずいです。


もともと中国はテロやテロ未遂は度々起きているけれども、昨年から日本でも報道が続いていました。
新疆ウイグル自治区、ウイグル族の漢民族への反発、イスラム勢力が実現しようとしている「東トルキスタン国」。(中国政府は二つの組織はアルカイダと繋がりがあるとしている)
そうした組織は、今後中国全土でテロを起こすと明言している。しかしながら、昨年にあの天安門で自爆テロがあったのにはさすがに驚いた。
その後も、昆明站前の刃物による殺傷事件、ウルムチ南站での爆発事件、広州站での刃物による無差別事件と続いている。
テロや未遂事件が起こると、中国国内線や鉄道のセキュリティーチェックはレベルを上げ厳重になる。旅行出発前にも、北京各站のセキュリティーチェックレベルを上げている旨、記事を読んだ。
まずいなぁ…


急がば回れで、一度、外に出てみることにしました。

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こうして、入り口を見つけ、セキュリティーチェックを通過。良かった、そんなに厳しくなかった。
急いで電光掲示板を確認、検札する待合室は11番、遠い~!!

201405022.jpg

走る、走る。
もうすでに検札は開始している。急いで検札を通過しても、これがまたホームが広い。
2号車、無事に乗車できました。
北京首都空港から北京西站まで、乗換えは全てこれ以上ないくらいスムーズにいきましたから、飛行機の遅延や乗換えの不備があったら、間に合わなかったところでした。

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中国の鉄道切符は、当日買うのは結構無謀。予め日本から購入していました。北京での受け取りができない為、日付指定で発送してもらっていました。
北京西站発、西安北站行きの途中駅、洛陽龍門站下車。G665次の一等座、なんと589元という航空券並みの価格。

ここでひとつ、謝っておきたいです。
前回の蘇州旅行の記事で、和諧号を超えるすごい動車に乗る、と書き込んでしまいましたが、私の勘違いでした。
このG665次も、和諧号のひとつだったのです。
快速で10時間以上もかかる北京・洛陽間をなんと4時間で行けてしまうとのことで、そう思い込んでしまったのです。
この北京ー西安線は、2012年の年末に開通した新しい路線です。

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車窓に素晴らしい外の景色が流れてゆく。
穏やかな自然風景、農家、果てしなく続く農道を走るトラクターやリヤカー。羊や山羊の群れ。

乗務員がお菓子や飲み物を配りにやってきたので、ダメ元で「ビールありますか?」と聞いてみた。
ないに決まってるじゃない、といった返事。仕方なく、オレンジジュースにする。

隣にはおじさん。
北京から仕事で洛陽に行くそう。「同じですね~」
「私は今日、東京から北京に来てこれから洛陽に3泊しますよ」
それにしても、おじさん、腕がずっと当たってるんですけど…私は体を逸らしているのにこの密着度はおかしいでしょ!
中国ではこうした体の密着は気にしないんですよね。

外をずっと眺めて物思いに耽っている、この時間が好き。
18時、ふと停車した站のホームを見てみると、「邯鄲東」と。
邯鄲って、あの邯鄲!?中国歴史ものを読むとしばしば出てくる地名。かといって、邯鄲に関して説明はできないのだけれども、なんとも感慨深いものがありました。歴史の1ページと、一瞬クロスした気になった。

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遥か向こうに、私の知らない街が広がっている。
遥か向こうだけれども、中国の規模からいったら、すぐそこ。すぐそこに確かにあるのだけれど、その地を踏むことなくすれ違う。もう二度とまみえないかも知れない一瞬のすれ違い。人との縁、みたいだなと思った。縁があれば、また必ず出合えるだろう。

18時半、安陽東。

站を通過する時以外は、何もない果てしない風景が続きます。

201405026.jpg

静岡は山が多い。私の認識は「日の出は海から」「日の入は山へ」
夕日は山に落ちる為、実際の日没より日暮れは早い。だから、本当の日没を見たことはほとんどない。
福井県の東尋坊で日本海に沈む日の入を見たときには、とても不思議な感覚がしたものだ。

だから、こんな夕日は、本当の日没を見たようで壮大な気分になる。
こんなに長い日の入を見ることもそうそうないだろう。

「それでも地球は回っている」
ガリレオ・ガリレイが、宗教裁判で訴えた地動説の言葉。
このゆっくりと沈む日の入を見て、地球は回っているんだなぁ、と実感した…と言いたいところですが、私の場合、逆でした。
本当は空が、天体が、何か大いなる意志が、人間の理解を超えた動きをしているように感じた。

落日という言葉はしばしば「終わり」を暗示する言葉として使われる。それは、日没が終わりの現象であるという認識があるからだ。
しかし、朝日が始まりで夕日は終わりなのだろうか。
それは一本の線上の出来事ではなく、終わりのない「円」ではないか。日没があるから、日の出がある。そうした永遠のサイクルを地球の歴史は繰り返してきたはず。
時代がどれだけ変わっても、この夕日の姿は遥か昔と変わらない唯一のものではないか。

201405027.jpg

穏やかに、太陽は知らないどこかの遠い街に、沈んでいきました。

19時半、鄭州東。

今回は中国全土の地図を持っていたため、地図と照らし合わせながら、鉄道の旅を楽しむ。
この中国地図に、まだこの北京ー西安線の路線は書かれていない。

再び、隣のおじさんと会話してみる。

「Your Chinese, very good!」

英語で返されてる時点で、私の中国語はいっぱいいっぱいだったのですね。
網膜剥離の入院により、私の中国語はすっかりリセットされてしまい、しかも未だエンジンがかかっていない。
ただでさえ、なのに。
それはもう、片言なのは承知しています。ただし、英語はこの時だけでした、と言い訳。

どうやって市内まで行くのかと、聞いてくる。
洛陽龍門站から33路のバスが市内に行くはずなので、それに乗って行きます。
ホテルはどこだ、と聞いてくる。
いつもは絶対に教えない。洛陽站近く、とだけ答える。
もっと詳しく教えて、と言ってくる。うーん、***大酒店、と答える。

「もう着くよ」と教えてくれた。
下車する準備をしていると、私のキャリーバックを持って行ってしまう。
好意なのはわかるのですが、知らない人に荷物預けちゃダメ…

洛陽龍門站に到着し、広いホームを歩きながら、
「今天北京気温 高。但是、洛陽気温 低」と言ったら、おじさん嬉しそう。
ペラペラより、こうした辛うじて通じる拙いコミュニケーションは温かい気持ちを生むものかも知れません。

站を出てみると、おじさんに二人のおじさんのお出迎え。
???どうやら、私を送っていく話になってるらしい。好意なのはわかるのですが、知らない人について行っちゃダメ…

車に荷物を載せてくれる。…知らない人の車に乗っちゃダメ…

こうなったら仕方ないので、好意を信じることにしました。問題が生じたらその時に考えよう、なるようになれ。

洛陽龍門站から洛陽市内までは車でも結構な距離があります。
三人のおじさんと通じる部分だけ、苦しい会話をする。
「東京から北京に来て、そこからここまで来ました」
そう言うと、「東京、北京」と言って爆笑している。
北京西→西安北も似たような感じですけど。
どうやら、列車で隣だったおじさんは、仕事の「リーダー」のようでした。他二人が洛陽で出迎えて接待する感じ。
ということで、そのおじさんをリーダーさんと呼ぶことにします。
リーダーさんが日本の「桜」を歌いだす。列車内でも歌ってました。
日本語の歌詞めちゃくちゃだったけれど。友好的な感情が伝わってきて嬉しい。

「ホテルに行く前にご飯食べに行くけどいい?」
迷ったけれど、送ってもらってるしと「可以」と返事。

201405028.jpg

ここでご飯です。

接待ということで個室。

「これなんだかわかる?」
「白酒!」
見ると、度数55度!さすがの私でも少しきつい。
「度数 高!!」
私、ビールがいいよ~「ビールが飲みたいです」…即、却下されました。
「白酒は洛陽のお酒だよ」そうなの!?知らなかった。それじゃあ、少しだけ。

しかし、各人にとっくりのような瓶になみなみ注がれた白酒が宛がわれる。ノルマなのね。
その横には食前酒を飲むような小さなグラス。…口つけたら飲み干すパターンの杯子ね。。。
その横にはロンググラスにお湯。なんでお冷がお湯なのかな~と思っていたけれど、これチェイサーだったわけです。

まず、乾杯。グラスを交し合い一気に飲み干す。
白酒、鼻を抜けるような爽快感、軽やかな味わい。美味しいんですけど、強い!
「きつ-い!!」表情と動作で伝える。
日本だったらどんどん飲みますが、ここは異国のさらに田舎街。身の安全を考えたら、酔っぱらうわけにはいかない。
お酒がいけるくちだと知られては困るので、「私、飲めないんです~」
しかし、そうはうまくはいかなかった。

中国の乾杯って、最初の一回だけではないんです。何回も何回もするんですよね。
しかも、飲み干さないといけない。
何かしら言っては「乾杯~」、「日本から洛陽へようこそ」で「乾杯~」
結局20回くらい乾杯した気がします。
私がもともとお酒が飲める人だったから、この場よかったけれども、お酒苦手な人だったら白酒はかなり厳しいですよね…私でも結構、きました、。でも、接待の場を邪魔したくなかったのです。
…? 運転なのに、こんなに飲んでいいの?みんないい感じに酔っていますが。

料理はおいしく数々でてきました。
もう最後の食べ残しで申し訳ないですが。

201405029.jpg

こんな感じ。デザートは西瓜。

最後に飲み干そう、「乾杯~」結局、ノルマ全部飲んでしまいました。


市内に辿り着き、皆さんホテルのチェックインまで付き合ってくれました。
ところが。

「予約は入っていません。宿泊できません」

実は、北京の旅行会社のサイトでホテル予約をしていまして、宿泊確認書もPDFで送ってもらっていましたが、中国語の先生が一度問い合わせてくれたところ「予約はありません」と回答されてしまっていたのでした。
それで2度問い合わせても同じ回答だった為、電話でダブルブッキングしておいてくれた。
さらに念の為、北京の旅行会社にメールで再度確認したところ、間違いなく手配は完了している、とのこと。
先生と「また不備があっても、空室があればそのまま泊めてもらえるでしょう」ということに。

明らかに空室はある。なのに、なんで泊めてくれないの…

ということで、リーダーさんが宿泊するホテルに一緒することに。
でもなんか、市街地から結構離れて行くんですけど…辺りになんにもない不便そうなところなんですけど…
私、観光だから、これじゃ不便だよ、。
でも格安ホテルっぽいから、お金の節約になっていいか、と考え直すことに。

2014050210.jpg

フロントで。「一泊380元」もう少し安くてもいいんじゃない?と思ったけれど。
おそらく星なしホテル。中国では、外国人が宿泊することができる宿泊施設は五ツ星~一ツ星、それから星なしというランク付けがされた渉外ホテルで、旅慣れた人でなければ、外国人が安全に宿泊できるのは三ツ星以上だといわれている。

フロントにデポジットを求められた。いつもはクレジットカードをデポジットに利用する。
ところが、VISAは使えないとのこと。私、二枚ともVISA、。
中国のカードしかダメみたいです。
困ったことに、デポジットに足りるような現金を持ち合わせていない。とりあえず、580元だけ支払うことに。

部屋に入ると、接待組二人があとからやってきました。…初対面の男の人を部屋に入れちゃダメ…
どうやら、私の今後の予定を聞いて心配し、同行すると言ってくれているようでした。
でも、それじゃ私の一人旅の意味がなくなってしまうから、と断る。

しばらくして、部屋の電話が鳴る。
フロントかリーダーさん、どちらかだ。どちらでも中国語の会話。会話にならない。
でもとりあえず出てみました。

やっぱりリーダーさんでした。
部屋にしきりに誘ってくる。断っても断っても誘ってくる。…困った。
最後は「听不懂」(わからない)を繰り返し、諦めてもらいました。

部屋からの景色です。

2014050211.jpg

本当に何もない。
ビールどころか水を買うところもない。飲食店ももちろんない。
困ったな。

⇒ 洛陽旅行二日目~少林寺・前編~ へ続く

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プロフィール

まゆ

Author:まゆ
中国が大好き。お酒も大好き。
中国へ行く度に、スケールの大きさに圧倒されます。各地を旅行し街歩きし、体感したことを綴っていきます。

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