2016-09-06

庫車旅行二日目~コルラ・後編~

見渡して360度が砂漠の風景になってから延々走り、向こうに数台の車が停まる屋根が見えた。
その周辺には特になにがあるようには見えないけれど、車が停まっているということは何かがあるということだ。

私たちもその屋根の下に車を停める。
屋根の下には簡易なテーブルがあり、そこは凄まじいことになっていた。
足の踏み場もないほどの、スイカとハミ瓜の食べかす。
本当に言葉通り、足の踏み場がない。ものすごい数。

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驚いているとリュウ・レイが車の中から先ほど購入したハミ瓜を取り出し、器用に切り取り始めた。
三人で分けて食べる。
ここに来たら西瓜かハミ瓜を食べる、そういう約束でもあるのか?なんて思うほど。
「みんな考えること同じだね、ここに来てハミ瓜食べる」
「新疆の人はみんな、こうだよ」
なんの不思議もないというようにチャン・イーは答えた。
思えば、9月に来た時も、ハミ瓜を持ってみんなで出かけたんだった。

ところでここはどこだろう?
今日どこへ行くのか訊いていなかったし、事前にどこ行きたい?と訊かれた時にも、コルラのこと詳しくないしお勧めある?と答えていた。
私がコルラに来た一番の目的は友人に会うことで、コルラの街をふたたび訪れることで、この街を取り囲む大自然の風景はただそれだけで私を満ち足りた気分にさせるものだった。
つまり、何をしてもどこへ行っても私は満足なのだ。

屋根の下にはもう一組の観光客がいた。
彼らが向かった方向を見ると、すぐそこには下に下りて行く道があるようだ。

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遠目に見たら果てしなく続く大地だったが、近づいて見ればこんな大地の裂け目があったなんて。
ここはいったいどういう場所なんだろう。

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乾いた大地は強引に引き離したみたいに、分かれていた。
その裂け目の間を歩いて行く。
先ほどの下り口は、人工的に造られたものなのか自然にできたものなのかわからなかったが、あれがなかったとしたら怖い。
何mもの深さを持つこの割れ目に落ちてしまったら、自力で登ることはまず不可能だ。

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たった一カ所だけ、名前が付けられた場所があった。
「吉星高照」
縁起のいい言葉、吉星高照の吉に鸡がかけてある。
吉と鸡の発音はともにjiであるため、鶏の頭に見える形状にこの縁起言葉を乗っけたものだ。
しかし、なかなかこれを鶏に見るのは難しい。
二人も納得がいっていないようだ。

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道はずっと奥まで続いている。
両側の壁は、水平に細かな地層を重ねていた。
非常にもろい砂と礫が堆積している。
触ればぱらぱらと表面が崩れた。
砂の層に挟まって所々飛び出ている小石を見ながら、チャン・イーは、
「マーヨーズ、“玉”探すよ」
と言った。
てっきり冗談かと思ったら、時々きれいな石を見つけては渡してくれる。
実は私は石が好きなので、記念に持って帰ろうとポシェットに入れた。

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脇を見ると、時々細い横道が奥に続いている。
まるで迷路のようだと思ったけれど、どれもその先は行き止まりになっていた。

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向こうに高台がある。
あれは展望台?大した高さには見えないけれど、あれに登ればちょっと違う角度から眺められるかもしれない。
そう思って近づいて行くと、「避险台」の文字。
何から逃れるんだ?オオカミでも出るとか。

「雨が降ると危険だから」
チャン・イーが教えてくれた。
ここは雨が降るとあっという間に洪水になるんだという。
「雨、降るの?」 こんな乾いた大地に。
「降るよ」
そもそも、この大地の割れ目は、水の流れによって削られてできたものなんだそう。
大地が避けたのではなかった。
雨が降り出し、勢いよく水が押し寄せてくる様子を想像したら怖くなった。
そうしたらこんな簡易な避難台なんかでは自分を守り切れのではないか。
なんとかして先ほどの上り口から上に上がった方がよさそうだ。

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見上げれば、明るい空がくっきり切り取られている。
自然の大いなる力の中に、今私はいる。

進んで行くと、二人がわいわい言いながらしゃがみ込んで何かを見ている。

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ふわふわのかわいいネズミだった。
こんなところで生き物に出合えるなんて感動して、「かわいい!」と興奮する私。
「足がダメになってるよ」
チャン・イーは言った。
見ると、後ろ足が2本とも使えなくなっている。

ネズミをそのままにして、私たちはそのまま奥に進んだ。
二人は相変わらずきれいな小石を見つけては私にくれる。
そんな風に下ばっかり見ていると、チャン・イーが何かの幼虫を見つけた。
ぷくぷくにまるまる太った白い幼虫だ。
彼女はおもむろにそれを掴んだ。
何をするんだ?
今朝、巨大な亀をためらうことなく捕まえたのを思い出す。
「“あれ”に食べさせるために持ってく」

チャン・イーは先ほどのネズミの場所まで行って、ネズミの口元に幼虫を置いた。
ネズミは口をつけたが、食べる様子はなかった。
「水がいるよ」
そういって、リュウ・レイは辺りに捨てられていたペットボトルの蓋を拾ってきて、それに自分のミネラルウォーターをなみなみ注いだ。
ネズミが動けなくても飲めるようにすぐ口元に置く。
蓋ひとつ分の水では心もとなく、もうひとつ水を用意した。
きっとダメだろうなぁ、と思う。自然は厳しい。
けれど、なんとか生き延びていたらいいな、と思った。

ふたたび登り口まで戻ってくると、ペンキであっち2800m、こっち2100mと書かれた板を見つけた。
私たちは途中で引き返したが、この浸食によってできた裂け目は、5㎞にも及ぶよう。
リュウ・レイは、落ちていた誰かが捨てていっただろうガラス瓶をさりげなく拾った。

地上に戻ると、注意書きがあった。
先ほどはよく見なかったが、安全の為の注意書きだった。
雨が降ったら即刻引き上げること。
天候が悪い時には行かないこと。

ここを発って、リュウ・レイは道なき道を走る。
「道、ないね」
「あるよ、車が通ったあとがある。これが“道”だ」
よく見ると、確かに車が通ったかすかな跡がある。
「もし私が一人で運転したら、迷ってしまうよ」 そう言うと、
「はは、よその人だったらこの道はわからないよ」 と笑った。

かつてシルクロードを行き来した人たちの過酷さを思った。
360度、見渡す限り広がる大地。
障害物は一切なく、地平線をぐるりと見渡すことができる。
こういう場所の方が、迷った時に怖いのではないか。
太陽や星々は方角や時刻、季節を教えてくれるだろう。
それが、いかに命綱だったのかを、想像した。

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車が向かう先には険しい溝を刻んだ山が横たわっている。
今度はどこに行くんだろう。
このドライブの時点で私のわくわくはいっぱいで、どこに行こうとも楽しみだった。

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今度車を停めた場所には、他の観光客は一切いなかった。
小さな建物があったが、ガラスはすべて割れ、中には何もなく廃墟になっている。
下り口には、先ほどと同じように安全注意の看板が立てられている。
その先に進んで行くと、
「行けないよ」 先を進んでいたリュウ・レイが振り返って言った。
見てみると、その先細い細い隙間が向こうへ続いていたが、その隙間に降りるのには少し高さがあった。
私の服装と、私たちが女性だということで、行けないと言ったよう。
「行ける!大丈夫」
私はそう答えて、慎重に降りた。

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しばらく進んで行くと、どうしても先に進めないところに出てしまった。
ここは高さがありすぎて、頑張ってなんとか降りたとしても戻ることができない為、私たちは諦めた。
その先には、大きく真っ二つに割れた岩壁が見えた。

再び道なき道をドライブして、やがて向こうに巨大な土塊が見えてきた。
まるでなにかの遺跡のようだ。

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「あれは何?」
そう訊いてみると、
「昔の都市だよ」 チャン・イーはそう言った。
確かになにかの建物のようだ。
中国の西域に残る古代の遺跡はみんなこんな風に土塊だ。
けれど、その名称を訊いてみると、「名前はない」との返事。
…怪しいなぁ。
これだけの遺跡が残るならば、それはもう有名な史跡になっているはずで、名前がないなんてことはない。

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周囲にはこんな遺跡のような土塊があちこちにある。
遺跡に見えるのは、自然にはありえないような平らな部分があったり垂直な部分があったりするからだ。
チャン・イーの言葉は怪しかったが、すぐに確認するのは遠慮して、少し時間をおいて今度はリュウ・レイに訊いてみた。
「これは自然にできたものなの?」
「うん、そうだ」
こうして私は黙って胸の中で、これは自然の力でできた風景だと結論づけた。

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向こうに史跡もどきを見ながら、私たちは360度見渡せる広大な大地に車を停めた。
見渡す風景の中には、人ひとりいない。
ここには今、私たち3人しかいない。

車を停めて、二人はしゃがみ込んできれいな石を探した。
ここは砂漠ではなかった。
見渡す限り、細かな小石が散らばっていた。
小石でできた大地なのではなく、砂の上に小石が散らばっている。
確かにきれいな石がたくさんあった。
とりわけ白い石が多く、よく見るとそれはきらきらしていた。
光に透かすと、ますますきれいだった。
白いのから赤いのから、緑色を帯びたものまで。
私のポシェットは二人が集めたきれいな小石であっという間にいっぱいになった。
ここには黒くて滑らかな石もまたたくさんあった。
どれも割れたような形をしていたが、角がとれ滑らかな形をしていた。
表面を見ても、とてもきめ細やかな石質だった。
たぶんなんてことはない普通の石なんだろうけど、海岸や川辺に散らばる摩耗して丸くなった石を見慣れている私には、こういう形の石は珍しく思えたのだ。
おそらく、風だとかそういうものによって徐々に摩耗してこういう形になったのだろう。

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次に私たちが向かったのは、先ほどみた遺跡もどきの向こう側だった。
また遺跡もどきがあったよ、なんて思っていると。

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ほんとうに遺跡だった。
「雅丹仏窟」と木でできた簡素な門に書かれているが、それ以外の説明は一切ない。
説明がないから詳細はわからないが、それでいいような気もした。

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進んで行くと、人工的な穴がいくつか穿たれていて、その中には仏画が描かれていた。
「いつの時代のものなの?」
「唐代」 チャン・イーはそう答えた。

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仏画自体はそんなに繊細なものではない。
しかし、そのどれもが色彩を持っていて、緑も黄色も、今まで見た名だたる壁画のどれにも見ない色彩と図柄だった。
そしてなにより、砂漠の中に自分が偶然見つけてしまったような感覚があり、本音を言うと、今まで見た世界遺産の壁画たちよりも興奮してしまった。
青い空にむき出しになった姿も、私に感慨を与えてくれた。
歴史的価値とか、宗教的美術的価値とかではなく、単に私自身がロマンを感じただけだが、旅の意義なんてそれで十分じゃないかとも思う。

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仏画ではなく、女性像。
こんなに何もない場所に突如このような壁画があるのが不思議だった。
ひょっとして、チャン・イーが先ほど言った「昔の都市」というのはあながち方便ではなく、この辺りには何かしら人が生活したことがあったのだろうか。
この石窟に屈みこんで筆を動かす遥か昔の人を、私は想像した。
どんな思いで、どんな目的で、ここに絵を描いただろう。

近くに見たこともない茶色い鳥が二羽、止ったかと思ったら向こうへ飛んでいった。
一羽はオレンジ色の何かをくちばしに加えていた。
「飲み水がこのあたりにあるんだね」
リュウ・レイとチャン・イーはそうつぶやいた。

「ほんとに感動した」
実感を込めて強く言うと、
「何に感動したの」 とリュウ・レイは笑った。
私に珍しいものも、新疆に暮らしている彼らには珍しくないだろう。

私は何に感動したんだろう?
360度見渡せる広大な風景。
果てしなく続く大地。
大自然と遥かな時間の積み重ねがつくりだした景観、そのちから。
こんな場所にも確かに息づく生命。
大地に吹く風。
歴史の足跡、遥かな時の流れ。
こんなところへ連れて来てくれた友達の存在と、一緒に過ごせた時間。
考えてみたけれど、ぐちゃぐちゃになってよくわからない。
だから、感動したってことなのかも知れない。

道なき道を走り、やがて公道に出た。

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時刻はすでに19時半。
まだ空は透き通るように青い。
帰りながら、チャン・イーが夕飯のもてなしのことを電話で話していた。
「私たちはまだこっちにいるから、先に行ってて」
私は何も考えずに来ただけだからいいが、あれこれ考えてもらえてうれしいと同時に申し訳ない。
けっきょく何から何までやってもらってばかりだ。

帰りにはふたたび、行きに通った検問所を通過した。
ここに寄って、とられてしまったチャン・イーの身分証を返してもらわなければならない。
この時にもちょっと時間をくってしまったが、無事身分証を取り戻し、車に乗り込む。
「もし私ひとりだったらきっと困るよ」
検問は外国人の私にとって、あっさり通過できる時もあれば、やっかいな時もある。
「大丈夫、“わかんない、わかんない”って言えば問題ないよ」
本当にそうかな。

「日本には人権はあるでしょ?」
リュウ・レイが突然言った。
日本に**ある?
そういう質問は良く受けるが、例えば果物だったり食べ物だったりするわけで、まさか“人権”なんてワードがここで出てくるとは思っていなかったため、初めわからなかった。
「人権?」
「そう、人権。権利のこと。日本にはあるでしょ?」
日本でも権利を訴える人や訴えたい人、そういう場面は少なくないだろう。
どう答えていいかわからず、しばらく考えた。けっきょくどう答えたんだろう。
権利を訴えることができるのは、人権があるからだ。
本当に人権がない場所では、権利がないと嘆くことすらできない。
もしかしたら、人権がないという感覚すら持たない場合があるかもしれない。
日本を出て、日本の当たり前から抜け出したとき、その国について知る機会を得たと同時に、それはまた自分の国についても知る機会なのだと思う。

みんなが先に待つ宴会場に着いた時、時刻はすでに21時半を回り、あたりは徐々に暗くなり始めていた。
ここに来るまでにリュウ・レイの家へ寄り、2歳になる子供を拾ってきた。
私たちの交友は、彼が子供用の風邪薬を求めていて私が送ってあげたことが始まりだった。
「いくつ?」
訊いてみたけれど、「うー」といった感じ。
手には恐竜のおもちゃをぎゅっと握りしめている。
いつか、“よく日本のお菓子なんかを送ってくれる人”として認識してもらえたら嬉しい。

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テーブルにはすでに料理がぎっしり。
9月に一緒に遊んでくれたみんなが揃っていた。
乾杯はワインで。
「グルジアのワインだよ」
チャン・イーがそう言って、ボトルのぐにゃぐにゃ文字を見せてくれた。
5月のイーニン旅行では、カザフスタンとの国境・コルガスへ行った。
そこの免税店ではグルジアワインをたくさん扱っており、私もあるグルジアワイン専門店の店員さんと友達になった。
けど、なかなかいいワインのはずだ。
それが3本もある。

料理を一通り食べると、スイカとハミ瓜が出てきた。
ハミ瓜をひと口、みんなイマイチな表情。
「マーヨーズ、食べちゃだめ、甘くない」
そうしてそのハミ瓜を向こうに下げ、あらたに一皿持って来させた。
ひと口食べ、
「だめ、これも甘くない。もう西瓜食べな」
みんな果物には妥協しない。
さっき、砂漠でハミ瓜を切り分けた時も、「ダメ、甘くない」と渋い顔をしていた。
たしかに甘みはそうなかったが、まずいという訳でもない。
さげるのはもったいないと思ったけど、みんな甘くないハミ瓜には見向きもしない。

チャン・イーが私を椅子の上に立たせた。
「これが去年買った和田玉の指輪、これが今年作った和田玉のピアス」
私が身に付ける新疆の思い出に、みんなの反応がうれしい。
「それから、これがアトラスで作ったスカート!マーヨーズのおばさんが作ったんだよ」
私はまるでモデルのように、椅子の上で一回転しスカートを披露した。
作ったのは私ではないけれど、この旅行に合わせて完成させてきてほんとうに良かった。
みんなに見せることができて良かった。

宴もたけなわで、チャン・イーが煙草を吸いに外に出たので私も便乗した。
このお店は梨園のようになっていた。
まるで森のようで、その中に部屋が点在している。
向こうにはモンゴルのゲルのような部屋があり、宴会が盛り上がっていた。

梨は「香梨」。ここコルラの名産だ。
見た目は洋梨、風味は洋梨よりも和梨に近い。甘くてみずみずしいのだ。
見上げてみると、どの木にも実がなっているけどまだ少し小さい。
「中国に梨はたくさんあるけど、この香梨が一番おいしい」
そして、香梨が一番おいしいのが、コルラなんだよ。
チャン・イーは言った。

森の中にはブランコがあった。
二人で乗って大きく漕いだら、大きく浮き上がり倒れそうに。
危ない、危ない、そういって隣りのブランコへ。
ワインが程よく回り、いい気分。

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ホテルへ戻ってきたとき、すでに1時をまわっていた。
明日は6時59分発の列車に乗って、次の目的地「庫車(クチャ)」へ向かわなければならない。
5時起きを予定しており、寝る時間はほとんどなかった。
一昨日も昨日もぜんぜん寝ていないのだ。
寝過ごしたら旅行が全部おじゃんになってしまう。なんとしてでも起きないと。

「マーヨーズ、明日は6時にロビーで待ってるよ」 チャン・イーは言う。
「いいよ、必要ない。朝早いから自分でタクシーに乗って駅まで行く」
そう言うも、
「渡すものがあるから、6時に来る」 という。
雪花茶は、帰りにウルムチで受け取って。
事前にチャン・イーに買いたいものを頼んでいたが、それはウルムチで受け取るように采配してくれたよう。
彼女は今朝も相当早い時間からずっと私に付き合って遊んでくれたが、常に元気いっぱい笑顔いっぱいで、あくび一つ見せなかった。
けれど、彼女の目が赤かったことを私は知っている。


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石窟…

雅丹地形の中にある仏窟の意味かと思いますが甘粛から続く地形であることは知っていましたが、その中に石窟があるのは初めて知りました。ネットで調べるも中国語サイトに若干の説明があるだけで詳細は記されていません。多分、唐代前後に作られたの話は正しいと思いますが、学術研究が及んでいないのかもしれません。吐魯番で観た仏教石窟はその後、イスラム教徒の侵入により仏像や壁画は粉々の砕かれていました。それから比べると壁画が残って、色彩も残っていたなら相当、貴重なものを目の当たりにした可能性があります。正直、本当に羨ましい!!この様な石窟を是非観てみたいと思わずにいられません。掲載された写真の一つは仏像でもう一つの女性図も仏画に見えます。良い物を観ましたね、羨ましい(^^)

Re: 石窟…

ほんとに感動でした。
岩山に穿たれるのが石窟の一般的なパターンだと思っていたので、まずこのなんにもないところにいきなりあるのが、かなり不思議な感じでした。
かつて仏教徒がここを通りがかったんだろうか、とか。誰もこれに関して説明していないところが余計に想像を膨らませます。
無名故に、破壊を免れたのかも知れません。

色彩がむき出しの姿で残っているのは、かなりの感動でした。
周囲には軽くロープが掛かっている場所があるのみ。
数も少ないし絵もかなり簡素なんですが、今まで見たことのある壁画と描き方が違っておもしろい。
しかし、この過酷な自然環境のしたむき出しになっているのですから、そう遠くない将来失われてしまうだろうと想像できました。
こういう無名に近い遺跡が、中国僻地には数々まだ残されているんでしょうね…。
プロフィール

まゆ

Author:まゆ
中国が大好き。お酒も大好き。
中国へ行く度に、スケールの大きさに圧倒されます。各地を旅行し街歩きし、体感したことを綴っていきます。

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