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2018-11-07

30日間成都滞在〈29日目〉

2018年10月23日、明日は午前に成都を発つので、実質今日が最終日のようなものだ。
朝起きてみると、窓の外は気持ちのいい青空。
雲はあるけれど、隙間からのぞく青空はそれはきれいだった。

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ジャオユーさんが出勤し、午前中私は部屋の掃除をした。
トイレやシャワー室。
昨日も掃除したけれど、荷物の片付けとともにとても時間が足りなかった。
昨日午前中に干した洗濯物はまだ完全に乾いていない。
室内に干すし天気も悪いので、なかなか乾かないのだ。
とりあえず私は自分のものだけを取り込み、荷物をほとんど完成させた。

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お昼に彼が戻り、天気がいいので最後は外で食事したいとお願いした。
日の当たる場所であればどこでもなんでもいい。
そうして言ったのは、一度行ったことがあるピザハット。

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サラダや飲み物、揚げ物盛り合わせがついたセットは安くはなく、毎日ごちそうになり申し訳ない。
私たちは前回と同じ場所に席をとりピザを食べた。

天候はこのまま持ちそうになく、雲がもくもくと湧きだした。
それでも雨さえなければ構わない。
せっかく天気が悪くないので、午後私も最後に出掛けてみようかと思った。
「パンダ塔に行ってみるのもいい」
ジャオユーさんのそんな提案を受けて、今まで行きたいと思いながら行ったことのなかった電視塔に行ってみることに。
成都滞在中、いろんなところに行ってみようと思っていたけれど、結局それらに足を向けることはなかった。
それは一つ、行くならばやっぱり彼と一緒がいいと思ったからだった。
だからパンダ基地なんかも、行くならば彼と行きたいと結局一人で行くことはなかった。

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いよいよお昼時間が終わりを迎え、彼はバイクに乗って私を電視塔の近くまで連れて行ってくれた。
そこで私はバイクを下り、ジャオユーさんは職場へ。
夜はジャオユーさんが言う成都で一番人気の火鍋のお店に行くことになっていた。
早く行かないと並ぶことになるので、17時半に退社したらすぐに向かう、そう言って彼は職場へ向かった。

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歩いて向かうとやがて電視塔の真下に出た。
電視塔の下にはたくさんのお店が建ち並び、また飲食店や色んなお店が集まるモールのようになっていた。
さっそく電視塔の上に昇ってみようと思ったけれど、ここにきて激しい腹痛に見舞われた。
必死になってトイレを探し。
そうして戻ってくれば、また激しい腹痛。
こんなことを繰り返し、私は上に昇ることを諦め、しばらくベンチで休むことにした。

ようやく再チャレンジして電視塔に昇ることができたのは、もう16時という時だった。
入場料は案の定高く、外の風景が見えるエレベーターは70元、風景が見えないエレベーターは50元。
私は50元のエレベーターにした。
チケットを購入すると、
「下りてきたら一番下の階まで行けば景品をもらえますから」
そんな説明が。
セキュリティーチェックを抜けてエレベーターに乗り込む。

エレベーターには係員が同乗し、75F、208mのボタンを押した。
ボタンの上には画面があり、徐々に上昇していく。

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208mで止まり、エレベーターを降りた。

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その先は展望室になっており、ぐるりと一周することができた。

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東西南北の各方向に、どこどこまで距離何㎞といった表示がされている。
東方面、東京タワーまでは直線距離3353㎞。

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中国各地にはこのような電視塔があり、それらの比較がされていた。
一番派手で大きい広州塔は、私が初めて一人旅で訪れた時にはなかった。
真ん中左手にあるのは、上海の東方明珠塔。
その右隣り、左から二番目がこの、成都の錦繍天府塔だ。
2005年に建設された、高さ339mの電視塔。

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あれ、2005年に建設されたのか。
この電視塔、いたるところに5周年のステッカーが貼ってあった。
私はてっきり2013年に建設されたものだと思っていたが、どうやら5周年記念の時に貼ったステッカーをそのままにしているだけ?

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この室内展望室は208mの高さにある。
ここから階段で、218mの高さにある屋外展望台まで行けるよう。

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昇ってみるとこんなふう。

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たくさんのパンダのぬいぐるみが吊り下がっている。

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見てみると、やっぱり尻尾はない。

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この屋外展望台の四方には、飛び出した展望エリアがある。

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その下はガラスの床になっており、透明度は低くそれで救われるものの、地上が透けて見えて足がすくむ。
安全とわかっていても、高所恐怖症の私は10秒ももたなかった。

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成都の街並みも見納めだ。
ジャオユーさんのマンションはどちらの方角だろう。
一生懸命探したけれど、結局わからなかった。

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電視塔を下りて一番下の階まで行き、どこで誰に訊けばいいか全然わからなかったけれど、三人くらいの従業員に訊いたところようやく、プレゼントの景品までたどり着くことができた。
ここは免税店のようで、日本製品はじめ様々な海外の商品が売られていた。
日本の化粧品や生活用品、食品などもあり、価格を見てみると確かに一般の輸入品よりもずっと安い。

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こちらは日本語もありまるで日本のお菓子みたいだけれど、日本人にはそうでないことがわかってしまう。
上は「和風チーズをケーキ」
下は「和風ハミウリケーキ」
「カップタイプはあなたのおいしい瞬間を共有します。おいしいお果実」

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ここから電視塔を離れふらふら歩いていると、ジャオユーさんから仕事が終わったと連絡が来た。
私がいる場所を伝え、バイクで迎えに来てもらった。
「ここは前回、最後の夜に来た酒吧のあたりだよ」

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ジャオユーさんが連れてきてくれた成都で一番人気の火鍋のお店。
時刻は18時前。
運のいいことに、お店の中はすでにお客さんでいっぱいだったけれど、テーブルに空きがあった。

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お店の前には、待つ人用の椅子が並んでいる。

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ここの火鍋は四川火鍋ではなく、実は重慶火鍋なのだそう。
四川火鍋は麻辣で、重慶火鍋は辣のみ。
真っ赤なスープにはおそろしいほどの唐辛子が浮かんでいる。

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ジャオユーさんは牛肉をはじめいくつかの具材を選んでくれた。
けれどもどうしたことか、また私の体調が悪くなってきた。
電視塔の時にはなんどもトイレに行き死ぬかと思った。
それが影響しているのか、腹痛ではないけれど貧血のような症状が出て言葉がでない。
どうしよう。
でも、体調が悪いと伝えれば、「今日は無理しないで部屋でゆっくりしよう」そんな話になってしまう。
外に行き一人で少し休もうかと思った。
けれども、お酒を飲めばきっとよくなると、私はだまってビールを飲み続けた。
ジャオユーさんは気を遣って「これ食べる?」なんて声をかけてくれるのに、私はただ「食べない」とゆっくりお皿の具材を食べた。
このお店に到着する前、私はジャオユーさんにささいなことで文句を言ってしまった。
ジャオユーさんはそれを心配したのか、その話題をまた出した。
「なんでそんなに不機嫌なんだ?そんなんじゃダメだぞ」
彼のやさしさだった。
けれども体調の悪さにそれをごまかすためにビールを飲んだ私は、少し酔いがまわり、そのやさしさに答えなかった。

私たちはこのあとの時間を楽しむことなく、マンションに戻ることになってしまった。
どうしてこんなことをしてしまったのか。
今でも後悔している。
私は輝くはずだった時間のすべてをこんなことでダメにしてしまったのだった。
けれども、一度起こってしまったことを消すことはできない。
時計の針は止まることなく進み続け、成都最後の夜は終わってしまった。

〈記 11月3日 自宅にて〉


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まゆ

Author:まゆ
中国が大好き。お酒も大好き。
中国へ行く度に、スケールの大きさに圧倒されます。各地を旅行し街歩きし、体感したことを綴っていきます。

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