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2019-07-14

30日間成都滞在~はじめに~

2019年6月3日から7月2日まで、成都に滞在し途中甘粛省を旅行する計画を立てていた。
この旅の目的は、成都の彼氏ジャオユーさんに会いに行くことだった。
30日間もの滞在になるので、現地で滞在記を書いていこうと思い、タブレットも持ち。
そうして1日目、2日目、3日目と滞在記を書き留め、旅行は順調なように感じられたけれども。

最初の週末は、端午の節句による三連休だった。
ジャオユーさんは昔の同僚である友達とともに、彼女が今住んでいる彭州の山の中にある農村で二泊する計画を立ててくれた。
みなは優しく、道中は楽しく、電気がかろうじて通っている山の中での夜は初めての経験のように刺激的だった。
けれどもその楽しいはずの旅の結末は、ジャオユーさんからの怒りの別れ宣告だった。
想定していたことではあったけれど、それでも私はもう、雷が落ちたような、天国から地獄に落ちたような感覚になって、心と身体がメーターを切ってしまったかと思った。
この旅行まで、グレーとはいえ一応恋人扱いだったけれど。
「そうしてきたのはマーヨーズがつらいだろうから」
その一言が結論だった。
この一カ月滞在を決めたのは4月のある日、彼の誕生日を超長距離でお祝いした後だった。
けれどもその時すでに、彼の中では私はすでに恋人ではなかった。
5月に入り彼の連絡が減り、不安な日々が続いた。
「考え過ぎないで、全部誤解だから」
不安がる私に対しそう言う彼に、安心した。それが全く別のことを示していたとも知らずに。
端午の節句の小旅行の後半、たしかに私たちは「悪い状態」だった。
山の中で私は耐えられなくなり、その家主である女性、つまりジャオユーさんの友達の前で大泣きしてしまった。
彼女は私を支えてくれて抱きしめてくれて、10月末以降こころを縛っていたきつい縄がほどけたように、底なしのように私は泣いてしまった。
結果的にこのことは、ジャオユーさんの面子をつぶすことになり、彼を大激怒させてしまったのである。
けれども彼はもともと、この小旅行から帰ってきたタイミングで、はっきりと私に宣告するつもりだったのだそう。
出発前夜、「いま幸せな気分だろう、きっと楽しい一カ月になる」
そうメッセージを送ってきた彼。あれは嫌味ではなく本気でそう思っていたのだろう。
今までのように可能性があいまいな状態ではなく、永遠に一緒になることはないだろう、という100%の宣告を受けた。彼に少しのためらいもなかった。
彼はすでに自分の今後の人生の筋道を立て始めており、私がそこに介入する隙間などなかった。

小旅行から帰った翌日から、私は甘粛一人旅に出る予定だった。
しかしあまりのつらさに、すべてキャンセルした。
私に冷たく接する彼と生活するのは針の筵のようにきつかったし、彼だって好きでもない人がいつまでも自分の部屋に居続けるのは不快に違いなかった。
早くなんとかしないと。
そう思いながらもだらだらと時間は過ぎ、それは逃げ場のない苦しみみたいだった。

こうして、私は滞在記3日目を書いたところで、その後を書き続ける勇気と気力がなくなった。
振り返って書くということは、あの天国から地獄を自分の中で再体験することであり、今の私には無理だった。
けれども毎日酸欠のような日々を消化ししばらくし、「失恋なんてことがなければ、これを滞在記に書いたのに」ということが様々あった。
やっぱり、せっかくの経験なのにもったいない。
そうして、いつもの旅行記とは少し違ったかたちになるかもしれないけれど、なんらかを残すことにした。

初めは、成都に到着してから書いた1日目から3日目は削除しようかと思っていた。
けれども、そのまま載せようと思う。
それを書いている時、もちろん私はその後の顛末を知らない。
それ以降については、日によっては簡素なかたちで、また日によっては滞在記を残すことなく、書けるとき書ける内容で記事が続いていく。

相変わらずたいへん私的な内容が続きますが、つまらなければ、飛ばしてくださって構いません。
もしご興味がありましたら、お付き合いください。

〈記 6月のある日 成都にて〉

⇒ 30日間成都滞在〈1日目〉 へ続く


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まゆ

Author:まゆ
中国が大好き。お酒も大好き。
中国へ行く度に、スケールの大きさに圧倒されます。各地を旅行し街歩きし、体感したことを綴っていきます。

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